Ubuntu 24.04 をインストールしたらやること

2024年7月14日

最新のパッケージに更新する

sudo apt update
sudo apt upgrade

テキストエディタをVimに変更する(オプション)

初期のエディタはnanoなので、nanoがいい人はやる必要がありません。

update-alternatives --config editor

選択肢が出て来ますので、3を入力すれば良いですね。

ロケール設定

まず現在のロケールを確認してみます。

localectl

次に使用できるロケールを見てみます。

localectl list-locales

2つしかありません。日本語にしたい方は日本語のロケールをインストールしましょう。

sudo apt install language-pack-ja -y

ロケールをインストールしたら、ロケールを日本語に変更します。

sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8

ホスト名を変更する

初期状態では、ランダム?な数字の並びのようなホスト名になっています。

ユーザー名@ホスト名 の表記ですので、ホスト名は「i-53100000579031」ですね。

これを「MyHostName」に変更します(MyHostName の部分はお好きなものに変更してください)

sudo hostnamectl set-hostname MyHostName

ただ、このコマンドを実行してもすぐには表示が変わりません。1度ログアウトしてログインする必要がありますのでご注意ください。

作業用のユーザーを作る

まずユーザーを作成します。

sudo adduser daisuke
New password:           # ユーザーのパスワードを設定
Retype new password:    # 確認再入力

Enter the new value, or press ENTER for the default
        Full Name []:   # フルネーム等の情報を設定 (不要であればブランクでも OK)
        Room Number []:
        Work Phone []:
        Home Phone []:
        Other []:
Is the information correct? [Y/n]:y
新しいパスワード:
新しいパスワードを再入力してください:
passwd: パスワードは正しく更新されました
daisuke のユーザ情報を変更中
新しい値を入力してください。標準設定値を使うならリターンを押してください
        フルネーム []:
        部屋番号 []:
        職場電話番号 []:
        自宅電話番号 []:
        その他 []:
以上で正しいですか? [Y/n]
info: Adding new user `daisuke' to supplemental / extra groups `users' ...
info: ユーザ `daisuke' をグループ `users' に追加しています...

次に、sudoが使えるようにsudoグループに追加します。

sudo usermode -aG sudo daisuke

作業用ユーザー専用のSSHペア鍵を作成します。

作業用ユーザーに切り替えて、ホームディレクトリに移動します。

su daisuke
cd

SSHペア鍵を生成します。

ssh-keygen -t ed25519 -N '' -C ssh_connect -f ~/.ssh/ssh_ed25519

~/.ssh/ ディレクトリに ssh_ed25519 (秘密鍵) と ssh_ed25519.pub (公開鍵) が作成されたか確認する。

cd ~/.ssh
ls

公開鍵を authorized_keys ファイルにコピーまたは追記しアクセス権限を設定する。

cd ~/.ssh/
cat ssh_ed25519.pub >> authorized_keys
chmod 600 authorized_keys
chmod 700 ~/.ssh

SSHペア鍵をダウンロードする

多くのTerminalに付属しているscpクライアント機能でダウンロードする、または秘密鍵は通常のテキストファイルですので、以下のコマンドで表示させクリップボードにコピーし、ローカルのテキストエディタに貼り付けて保存しても良いでしょう。

cat ~/.ssh/ssh_ed25519
-----BEGIN OPENSSH PRIVATE KEY-----
b3BlbnNzaC1rZXktdjEAAAAABG5vbmUAAAAEbm9uZQAAAAAAXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX3NzaF9jb25uZWN0AQI=
-----END OPENSSH PRIVATE KEY-----

新しいユーザーと秘密鍵でログインしてみる。

ssh -i ssh_ed25519 daisuke@163.xxx.xx.206

きちんとログイン出来ればOKです。

SSHの設定変更

sudo vi /etc/ssh/sshd_config

KbdInteractiveAuthentication を no にする。

KbdInteractiveAuthentication no

PasswordAuthentication を no にする。

PasswordAuthentication no

PermitRootLogin を no にする。

PermitRootLogin no

PermitEmptyPasswords を no にする。

PermitEmptyPasswords no

ポート番号を変更する。ポート番号は任意の番号へ変更出来ますが、49513~65535までの数字で設定することをお勧めします。以下では、22番ポートから57822番ポートに変更しています。

#Port 22
Port 57822

変更し保存をおこなったら、設定ファイルに構文エラーがないか確認します。

sudo sshd -t

何も表示されなければ構文エラーはありませんので、SSHプロセスを再起動します。

sudo systemctl restart ssh

接続したまま、ターミナルをもう一つ起動し、接続ができるか確認します。

ssh -i ssh_ed25519 daisuke@163.xxx.xx.206 -P 57822

ファイヤーウォールの設定

とりあえず、SSHのポートを開けておきます。

sudo ufw allow 57822

次にファイヤーウォールを有効化します(デフォルトでは無効状態です)

sudo ufw enable

接続が切断されるかもしれないと聞かれますが、もう空けてあるので y で大丈夫です。

Command may disrupt existing ssh connections. Proceed with operation (y|n)? y

念のため最後にファイアウォールの再読み込みをしておきます。

sudo ufw reload

続く…